子供に夢を持ってもらいたい|親が知っておくべきこと

子供に夢を持ってもらいたい|親が知っておくべきこと
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「子供には夢を持ってもらいたい」と、思っている方も多いのではないかと思います。夢を持っている子は、それに向かって頑張ってくれそうですし、何かのマンガで「夢を持っている子はグレない」と聞いたことがあります。

夢なんてなくても生きていけるし、なくても困らないという方もいらっしゃるかと思います。ただ、夢を持っている子供は、イキイキと生きていると感じるケースが多いです。

今回は、そもそも夢とは何か?どこから夢は湧いてくるのか?子供に夢を持たせるために知っておくべきことは何か?をご紹介できればと思います。

そもそも夢って何だろう?

そもそも子供の夢と言っているけど、夢って何だろう?と思いますよね。

夢とは「自分のなりたい姿」なのではないかと思ってます。

我が家の3歳男児は、もっぱら「ウルトラマン」になりたいそうです。
小学校くらいになってくると「サッカー選手」「警察官」「ケーキ屋さん」、最近だと「YouTuber」なども子供の夢ランキングにランクインしてきているそうですが、いずれも「自分がなりたい姿」が夢と呼ばれていますよね。

ただ、何も職業っぽいものに限る必要はないのではないかと思います。
小学生ではまだまだ少数派でしょうが、「世の中に役に立つビジネスを作る」という夢を描く子供もいるかもしれません。

これも「自分のなりたい姿」の一つだと思います。

夢は自分の内から湧き出てくるもの

次なる疑問が生まれてきます。夢はどうしたら見つけられるのだろう?

こう聞かれたら何となくわかるかもしれませんが、夢は自らの体験やその時感じた気持ちから湧き出てくるものです。

幼少期の子供で多い「ウルトラマン」や「お姫様」のような夢は、幼児がテレビ等で見る機会が多く、なんだかカッコいいと感じたからに他ならないかと。
デジタル化が急速に進み、子供でもタブレットで気軽にYouTubeが見れるようになり、その中で子供が好きなコンテンツを提供するYouTuberを見てカッコいいと思ったから、YouTuberなどが夢ランキングにランクインしてきたのだと思います。

一方で、大学生の就職ランキングで人気でもある金融マンや商社マンになって世界で活躍したい、弁護士になりたいといった夢を子供から聞くことってあまりないですよね。
それは、なりたくないと思っているわけではなく、金融マン、商社マン、弁護士を知らないからなのです。

成長していく中で、色んな体験を通じて夢の選択肢が広がり、その時感じる「いいな!」「かっこいいな!」から、「自分のなりたい姿」が生まれてくるのです。

夢のきっかけを集めよう

夢を見つけるにはどうするか?

それは、きっかけとなる体験をたくさんすることです。
もしかしたら、それは学校の授業、先生・友達との会話、習い事、テレビかもしれませんし、YouTubeを見ることかもしれません。

夢のきっかけとなる体験はなんでもいいと思います。

キャンプに行って、一緒にテントを設営をしていく過程で、もしかしたらモノを建てることに興味を持って建築家になりたくなるかもしれませんし、キャンプサイト内のレイアウトするのが好きで空間デザイナーになりたくなるかもしれません。料理を一緒に作った経験から、シェフになりたくなるかもしれません。

テレビを見て、看護師や警察官、弁護士になりたいと思ってもいいですし、本や絵本を通じて、なりたい自分を見つけてもいいと思います。

ただ、好き嫌い、カッコいいと思うか思わないなどは、子供によって全く違います。
つまり、夢を持てない子供がいたのならば、それは好き・カッコいいと思えることを体験をしていない、知らない、情報がないということが原因なのです。

夢を持つために知っておくべきこと

子供に夢を持ってもらうために、親である我々が知っておき、心掛けるべきことは何でしょうか?

体験する環境を作ってあげる

「自分のなりたい姿」を見つけるには、きっかけとなるような見聞きする、触れてみる、感じてみるような体験をしないことには始まりません。

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したがって、まずやるべきは、子供にいつもと違う体験の場を用意してあげることです。

週末にどこかに出掛ける、いつもと違うテレビ番組を見る、習い事の体験に行ってみる、なんでもいいです。

子供がまだ幼い頃は自分で出掛けたり、自分で情報収集することはできません。なので、親の行く場所、家での過ごし方が全てです。そこで体験できることが知ってる全てのことになってしまいます。

できる範囲からでいいと思うので、いつもと違った何かを体験させてあげることを心がけてみてください。

好奇心に蓋をしない

体験していく中で、何かハマるものがあった時は、思う存分やらせてあげてください。

ハマるものは、虫、電車、車、料理、ウルトラマン、お姫様、工作、ブロック、サッカー、野球などなど、子供によって様々だと思います。ハマるものを、無理に辞めさせられたり、否定されず、存分に味あうことができれば、自分はこれをしてもいいんだという自己肯定感であったり、続けていることでの自信を得られることで、「自分のなりたい姿」を見つけられるようになるはずです。

是非、好奇心に蓋をしないようにしてあげてください。

勝手に無理と決めつけない

親自身が知らないことや自分がうまくできないことは、子供もできないと思ってしまうことはありませんか?
例えば、自分は運動が苦手だったから、サッカーが好きだと子供が言っても、上手く出来ないんじゃないから無理なんじゃないかな?と思ってしまうような。

でも同じ好きでも、サッカーが好きと言っても、プレイをするのが得意で好きかもしれないし、サッカーの選手を覚えて凄いプレイを見るのが好きかもしれないし、好きの形も色々あると思います。その好きの方向性から、それぞれ違った「自分のなりたい姿」があると思います。

自分自身の経験や考え方から、勝手に無理だと決めつけてしまわず、子供自身が体験することから得るものを大事にするようにしてあげてください。

小さなやりたかった事を色々と叶えてみる

最初から「自分がなりたい姿」を持てるわけではないです。
なりたいものが思いつかない。けど、「好きなことがある!」「やってみたいことはある!」ということもあると思います。

例えば、別になりたい自分っていうのは今はないけれど、「プリンを食べるのは大好き」かもしれません。

であれば、バケツ一杯のプリンを食べたいか?を聞いてみてください。きっと食べたいと答えると思います。そしたら、どうやってバケツ一杯のプリンを作れるかを一緒に考え、実際作ってみてください。
きっと、子供は楽しくて仕方ないですし、やりたいことをどうしたら実現できるかを体験することができます。

そういう小さな夢を叶えていくうちに、本当になりたい自分を見つけていけるかもしれません。

子供に夢を持たせよう!

僕の友人の子供は学校の型にハマった教育に馴染めず、不登校になったそうです。少しでも何か変わればとプログラミング教室に通わせたところ、好奇心が爆発し、今や3年連続で世界大会に出るまでに至ったそうです。

子供によって、何のどこで発火点を迎えるかはわかりません。
周りの人と同じである必要はなく、必ずしも学校の勉強に興味を持つ必要もないです。だからこそ、自分で自分の発火点を見つけるしかありません。

そのためには子供の体験をする機会を増やし、興味を持ったのであれば、勝手に無理だと思わず好奇心に蓋をせず、本人の気が済むまでやらせてあげ、小さいやり遂げた経験を積み重ねる経験をさせてあげてください。

きっと子供は「自分のなりたい姿」、つまり「夢」を見つけられると思います。

 

昔、同じ会社の同僚に、「夢なんてない。ただ、とりあえず生きれればいい」と言われました。仕事でなくても何か好きなのモノはないの?と聞いてみましたが、特にない…という回答でした。

幸せは人それぞれなので、何かをしてあげるべきでもないですし、できる立場にもありません。でも、個人的には、希望のない人生のようで、少し寂しい気持ちになってしまします。
「自分がなりたい姿」をまだ見つけれなくとも、少なくとも自分の好きなものを持ち、それを楽しみたいから生きていると言ってくれればと思います。