日本の生活は好奇心で溢れてる!?|シンガポールとの比較
ずっと日本に住んでいると中々気が付きませんが、日本の生活ってすごく好奇心溢れるものなんです。
我が家は、今年春までの3年間ほどシンガポールに住んでいました。それまではずっと日本で生きてきましたが、一度外に出てみて、分かった日本の魅力を、共有したいなと思います!
シンガポールには四季がない…
赤道直下にある、東南アジアの国であるシンガポール。ご存知の通り、常夏の国です。
シンガポールで暮らす前から、常夏であることは当然知ってましたが、生活してみると、常夏は、思った以上に常夏なんです。
春には桜が咲いて、心地よい気候から、じめっとした梅雨を経て、あっつい夏を過ぎると、紅葉が映える涼しい時期になり、段々と震えるように寒い冬が来て、炬燵に入って、ぬくぬくしながらお鍋を食べながら、新年を迎える。この当たり前のことが、当たり前じゃないんです。
日本で育った人にとっては、とても違和感だらけです。
クリスマスでサンタに会いに行くのに、半袖・短パン・ビーチサンダル。年越しも。2月なのにプールで遊び、3、4月には温室の中で桜を見る。
正直、年中同じ気候なので、洋服にお金がかからないし、子どものお着換えなんて、Tシャツと短パン着せて、裸足でOKなので、楽なのは確かです。
ただ、四季はないんですよね…
日本の生活のどこに好奇心が?
そんなシンガポール生活から帰ってきて、日本は暮らしているだけで好奇心や探求心が溢れかえっていることに気が付きました。
季節ごとに気候が変わる
まず季節が変わることが、子どもの好奇心という視点から一番の特徴だと思います!
これから暑くなるなぁとか、また寒い季節に入るなぁと、季節の移り変わりって、楽しみでもありつつ、少し憂鬱なこともありますよね。でも、驚くほど気候が変わらない国に住んでみると、熱くなったり、寒くなったり、時には雪が降ったりすることが、本当に凄いことだなと思い知らされます。
子どもからすると寒い冷たいと言えば、冷蔵庫の中とか、エアコンの効きすぎたショッピングモールだけでした。帰国してからは、冬は空気全体が冷たく、今までの冷たいとか寒いとは別次元のことだと実感するわけです。
体感すると、寒い現象について、好奇心が沸々と湧いてきます。
帰国してから、何度「なんで日本は寒いの?」と聞かれたことか…
寒い・冷たいの延長で、水にも冷たい/温かいがあることも体感し、深く学んだようでした。
面白かったのが、いつも砂場に来ると靴を脱ぐ癖があったのですが、帰国してすぐの寒い日に公園にいったところ、いつものように裸足になると、砂も冷たいし、なんだかとても寒いことを学んだようです。
季節が移り替わり、気候が変化していくこと自体に、何故だろうという好奇心を沸かせる事象が沢山ちりばめられていることを実感しました。
季節に応じた虫や花
気候が変われば、当然そこで暮らす虫や咲く花も変わってきます。
ちなみにシンガポールでは当然ではなく、いっつも同じ花が咲き、同じ虫がそこらへんにいる感じです。蚊なんて年中見ます…
冬には虫は見かけなかったのですが、春になってくると、蝶々やてんとう虫が飛び始め、夏が近づくとなんだか足を蚊に刺されたりするわけです。
そうすると、また好奇心が湧いてきます。「なんで最近蝶々やてんとう虫が飛んでるの?」「同じ公園で遊んでいただけなのに、なんで痒くなるの?」等々
春になると桜が咲いて、少し経つとなくなっちゃう。
色んなお花がたくさん咲いているのを見るようになったなぁ。なんだか蝶々やてんとう虫はそれらの花の周りによくいるなぁ。
季節が変わると、周りの景色が移り変わっていき、それが色々な好奇心や探求心を生み出すわけです。
まとめ
今回はたまたま住んだ経験があったシンガポールと比較してみました。
シンガポールも2階建てバスが普通の路線バスとして走っていたり、自然豊かな公園がたくさんあったり、スーパーカーがとても多かったり、毎日海やプールに入れたりと、子どもの好奇心を刺激するような場面はたくさんあります。
ですが、自然が好奇心を湧かせることを、年間を通じて、手を変え品を変え、プレゼントしてくれる日本ってすごいなと改めて思いました。
暑かったり、寒かったり、雨が降ったりすると家から出るのが億劫になりがちですが、そんな暑い寒いも日本にしかない大事な体験だと思います。
子どもと一緒に外に出て、どんどん自然を体感して、好奇心を探し出していきましょう!
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