異世界へのタイムトリップ|軍艦島の神秘と歴史に触れる旅-長崎県端島

異世界へのタイムトリップ|軍艦島の神秘と歴史に触れる旅-長崎県端島
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ずっと気になっていた軍艦島。とうとう上陸してきました。
テレビやネットで見かける度に、廃墟であるものの、そこには何千人もの人の生活が確かにあったことを感じさせ、何か不思議な魅力を発していた軍艦島。

今回、そんな軍艦島を概要やツアーへの参加方法、その歴史なども交えご紹介したいと思います。

軍艦島の概要

長崎県に位置する軍艦島は、その独特な外観から「軍艦島」という通称で親しまれていますが、正式名称は端島(はしま)というそうです。
島全体が要塞のような姿をしており、まるで海上に浮かぶ軍艦のようで、かつて炭鉱の町として栄え、最盛期には約5,300人もの人々が暮らしていましたが、1974年に炭鉱が閉鎖されて以降、島は無人となり、廃墟となった建物群が当時の姿をそのままに残っています。

軍艦島ツアーはいくつかのツアー会社がツアーを組んでいますが、今回、私は「軍艦島コンシェルジュ」というツアー会社で事前予約し、参加させていただきました。
基本は事前予約制のようですが、当日申込をされた方もいらっしゃったので、空き状況によっては大丈夫なのかもしれませんが、事前予約が安全だと思います。
また、3歳未満のお子さんは乗船ができないので、ご家族で行かれる場合は、お気をつけください。

なお、波が高いと船が出なかったり、船が出ても上陸はできないというケースもあるそうで、そこは祈るのみのようです。
今回は、天気も非常に良く、波も比較的穏やかで、本当にラッキーでした。


軍艦島の魅力

廃墟の美しさとミステリー

軍艦島の最大の魅力は、その廃墟が醸し出す独特の美しさとミステリーさです。高層住宅や学校、病院などがまるで時間が止まったかのように佇み、かつての賑わいを想像させてくれるので、廃墟ファンや写真愛好家にとっては宝の山ではないかと思います。コンクリートの建物が自然に侵食され、独特の風化具合が美しさを強調してくれています。

世界遺産の価値

2015年、軍艦島は「明治日本の産業革命遺産」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されました。これは、産業革命期の日本における炭鉱労働とその社会的な意義を物語る重要な遺産として認められたものです。軍艦島を訪れることで、日本の近代化と産業発展の歴史に触れることができます。

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映画やメディアでの注目度

軍艦島は、その独特な風景と歴史から、映画やメディアで度々取り上げられてきたそうです。最近では進撃の巨人の実写化映画において、軍艦島の一部の建物を利用した撮影なども行われ、さらに注目を上げることとなっています。

ツアーでの安全な訪問

軍艦島は現在、無人島でありながら、安全に訪れることができるツアーが提供されています。ガイド付きのツアーでは、専門の知識を持ったガイドが島の歴史や見どころを詳しく説明してくれるため、初めての訪問でも安心です。ツアー参加者は、軍艦島の一部に立ち入ることができ、間近でその壮大な廃墟を体感することができます。

ツアー当日は、人がまだ済んでいた頃に軍艦島に住む友人を訪ね、何度も上陸された方がガイドをしてくださり、当時の写真なども交え、非常にわかりやすく説明してくれました。


軍艦島の歴史

今回軍艦島を訪問し、その歴史についても興味を持ったので、それについてもまとめておきます。軍艦島デジタルミュージアムでもより詳細に知ることもできますし、ツアー中にガイドさんが丁寧に説明してくれます。

炭鉱としての発展

軍艦島の歴史は、1810年の石炭発見に始まり、1890年には三菱が島を買収し、本格的な炭鉱開発がスタートしたそうです。島全体が炭鉱と住宅地として開発され、最盛期には5,300人もの住民が住む、世界一の人口密度を誇る場所となったようです。

島の繁栄と生活

島の繁栄期には、高層アパート、学校、病院、商店街など、生活に必要な施設がすべて揃っており、小さな島の中で完結する生活は、まさに「海上の都市」と呼ぶにふさわしいものだったようです。住民たちは、過酷な労働条件の中でも、独自のコミュニティを形成し、豊かな文化や教育を享受していたようで、家族みんな、島中みんなで楽しむお祭りや運動会などを行っていたようです。

炭鉱閉鎖と無人島化

しかし、1960年代後半から石炭に代わって石油がエネルギーの主流となり、炭鉱は次第に衰退してしまったとのこと。1974年に炭鉱が閉鎖されると、住民たちは島を離れ、軍艦島は無人島となり、急速な人口減少により、島は荒廃し、廃墟化が進みました。

現在の軍艦島

現在、軍艦島は観光地として再評価され、多くの観光客が訪れているようです。2009年からは、ガイド付きのツアーが開始され、軍艦島の魅力を多くの人々に伝える機会が増え、世界遺産としての登録も追い風となり、軍艦島の歴史と文化を保存し、次世代に伝えるための取り組みが進められているそうです。


まとめ

軍艦島は、その壮大な廃墟と深い歴史が交錯する、まるで異世界へのタイムトリップのような体験を提供してくれました。歴史ファン、廃墟好き、写真愛好家など、さまざまな興味を持つ人々にとって、この島は一度は訪れてみたい魅惑の観光地だと思います。

ガイド付きツアーに参加して、かつての炭鉱労働者たちの生活に思いを馳せながら、その神秘的な風景を堪能してみてはいかがでしょうか。軍艦島での時間は、きっと忘れられない思い出となると思います。

 

また、軍艦島デジタルミュージアムには軍艦島の建物を当時の様子を再現したミニチュアなどもあり、それを見るだけでもとても楽しめました。ミニチュアに興味のある方はこちらの記事も読んでみてください。

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